1.うつわを使用する際のご注意
陶器にはその性質上、若干の吸水性があります。 spwのうつわはなるべく汚れにくいように制作しておりますが、 汚れた水に長時間浸していたり、濡れたまま棚にしまったりすると、 染みがついたりする場合があります。

染み・汚れを予防する方法として、最初にうつわをお使いいただく前に、 お米のとぎ汁(パスタの茹で汁、小麦粉を水にといたものでも可)にひたし、 10分ほど煮込んでいただくか、又はうつわの中にとぎ汁を入れたまま、一晩置いてください。 汚れが染みにくくなります。

もし、ついてしまった染み・汚れが気になる場合には、 きめの細かいメラミンスポンジや台所用の漂白剤をお使いください。

長くお使いいただいているうちに少しずつ色の変化等があるかと思いますが、 その変化の過程も味わいとして楽しんでいただければと思います。
2.釉薬の説明(釉薬:うつわの表面を被っているガラス質の皮膜)
clear 艶のある釉薬:

表面が滑らかで艶・光沢があります。主にミルキーホワイト、オフホワイト地のうつわはこの釉薬です。 鉄分による粒がありますが、特にオフホワイト地のほうは、それが顕著になっています。また、ベージュなどホワイト以外のうつわにも使用する場合があります。

*カップ類は、茶渋などの汚れがつく場合があります。気になる方は、使用前に(1)に記載の予防処置をお勧めします。ついてしまった汚れには、メラミンスポンジ、または漂白剤が効果的です。
brown 茶色の釉薬:

土っぽい質感ですが、表面には艶・光沢、また、多少の色ムラがあります。ブラウンオーカー地のうつわはこの釉薬です。 焼成の状況により、色あいと光沢の度合いが若干異なります。

*汚れにくいのが特徴ですが、ポットには多少茶渋がつきます。
yellow 黒褐色の釉薬:

表面はなめらかで艶・光沢があり、多少の色ムラがあります。釉薬の濃い部分は黒色、うすい部分は焦茶色になります。

*うつわの裏側にはピンホール(微細な穴)がありますが、使用上の問題はありません。
matt マットな釉薬/A:

表面に艶・光沢がなく、多少の色ムラのある、乾いた質感が特徴です。 ミディアムブラウン地のうつわはこの釉薬です。 カップ類は茶渋等の汚れがつく場合があります。

*性質上、ピンホール(微細な穴)が若干ある場合がありますが、使用上の問題はありません。
matt2 マットな釉薬/B:

表面は滑らかで、艶のないマットな質感です。ベージュ地・マスタード地のうつわ、またvase(花器)はこの釉薬です。 使用する土の種類によって、やや濃いめのベージュになるものもあります。 カップ類、ポット等については、茶渋などの汚れがつく場合があります。気になる方は、使用前に(1)に記載の予防処置をお勧めします。ついてしまった汚れには、メラミンスポンジ、または漂白剤が効果的です。

*vase(花器)の水漏れに関しましては当方でチェックしていますが、万が一水が染み出てくる場合は、(1)に記載の予防処置をお勧めします。
3.その他
・spwのうつわは全て陶器でできています。 陶器は、磁器のものに比べると、強度が劣ります。そのため、強い衝撃を与えると、ヒビが入ったり、破損する恐れがあります。 普通に使用する上ではその差は把握しにくいのですが、少しだけ扱いを丁寧にしていただけると、破損等の防止になります。


・spwのうつわは耐熱用の土を使っていませんので、 オーブンや直火でのご使用はできません。 電子レンジもできれば避けていただいた方がいいと思います。
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